妊娠と葉酸
妊娠中に必要な栄養素はたくさんありますが、とくに大切な「葉酸」について解説します。
葉酸とは?
葉酸はビタミンの一種です。
ビタミンは体を円滑に動かすために必要な栄養素ですね。
必要なビタミンは10種類以上と言われています。
ビタミンは水に溶けやすい性質をもつ水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンに分けられます。
水溶性ビタミンは、ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、B12)とビタミンC、脂溶性ビタミンは、ビタミンA、D、E、K(D・E・K・Aデカと覚えました・・・)の4種類 です。
水溶性ビタミンは水に溶けるので蓄えておくことができません。
そのため、毎日必要な量を摂取する必要があります。
もし沢山とりすぎても尿として排泄されるので心配はいりません。
脂溶性ビタミンは蓄えることができますが、逆にとりすぎると蓄積による害がでてくることがあるので注意が必要です。
妊娠中に摂取することで積極的にある種の奇形を減らすことが出来る唯一のものが葉酸です。
葉酸は粘膜を強化してくれたり、赤血球が作られるときに大切な働きをしてくれます。
そのため、葉酸不足は、悪性の貧血(巨赤芽球性貧血=DNAの合成障害が原因で起こる貧血)、口内炎、食欲不振、舌炎などを起こしてきます。
妊娠と葉酸の関係は?
胎児の脳や脊髄などの神経が作られるのは妊娠のごく初期です。(妊娠4週頃〜)
神経は皮膚の近くから発生しそれが背中に沈んでいくように作られて行きます。
神経が皮膚の下に沈んでいったら最後に皮膚がファスナーを閉めるように閉じてゆきます。
そうして神経は背中の皮膚の下に収まるわけですね。
何らかの原因でこの最後の皮膚の閉鎖がうまく行かないと神経管閉鎖障害という胎児奇形が発生します。
葉酸を初期にとることでこのタイプの奇形を減らすことが出来ることがわかり、妊娠する可能性のある女性は積極的に葉酸を摂取することが勧められるようになってきました。
妊娠に気づいてから葉酸をとりはじめるのは意味のないことではありませんが、神経管閉鎖不全の奇形をへらすためには妊娠前から十分に摂取しないと遅すぎるということになります。
妊娠しようと考えている方は普段から積極的に摂取しておく必要がありますね。
妊娠中に必要な葉酸の量
妊娠初期に必要な葉酸の量は一日400マイクログラムと言われています。
これは、成人の必要量の2倍の量にあたります。
これだけの量を野菜などでとろうとしてもなかなか難しく、サプリなどで補充することが現実的かと思います。
葉酸のサプリはラムネ菓子のように水なしでも飲めるタイプのものもありますので、試してみてくださいね。


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