妊娠とタバコ
「妊娠したらタバコ、止めましょうね。」
胎児にとっていいことは1つもありません!
たばこの成分と胎児への影響
一般的なタバコの煙には約4000種類以上の化合物があるといわれています。
その中でも胎児に影響を及ぼすと考えられている物質は一酸化炭素、ニコチン、シアン化物など代表的です。
一酸化炭素は簡単に胎盤を通過し、胎児の赤血球と結合して酸素の運搬を妨げます。
母体よりも胎児の方が影響が強いとも言われています。
ニコチンは、子宮と胎盤の血流を減少させ、胎児への酸素供給が不足し、発育低下をもたらすようです。
シアン化物も容易に胎盤を通過し、胎児の発育に影響を及ぼすと言われています。
妊娠中の喫煙の結果、低出生体重児の頻度が2倍になり、1日の喫煙本数が増えるほど出生児の体重減少が大きくなるというデータがあります。
そのほか、自然流産、早産、周産期死亡率、常位胎盤早期剥離などの頻度が上昇しています。
1日14本以上の喫煙で流産の頻度が2倍になるというデータもあります。
早産率も2〜3倍になるそうです。
常位胎盤早期剥離(早剥)は胎盤が妊娠中に剥がれてしまい、胎児も母体も死亡する可能性が非常に高い怖い怖い状態です。
早剥の40%くらいはタバコが関係しているという報告もあるようです。
喫煙が胎児に奇形を発生させるか、ということはいろいろな報告があり結論がでていません。
しかし、ベンツピレンなどの催奇形性のある物質も含まれており、奇形の可能性は否定できません。
報告によっては奇形の率が2倍になるというものもあります。
受動喫煙のこと
受動喫煙とは、周囲にいる人が喫煙することで、本人の意志に反して、受動的に煙を吸わされることです。
タバコの煙はフィルターを介して喫煙者の口に入る主流煙とタバコから直接立ち昇る副流煙からなります。
副流煙のニコチンの量は主流煙の3倍ともいわれます。
副流煙を吸わされる周りの人はたまったもんじゃありませんね。
受動喫煙は家庭内だけではなく、職場などでも問題となります。
最近は公共の場など、受動喫煙を減らすような環境整備が進んできましたが、ダンナさんが家でぷかぷかじゃあ問題です。
受動喫煙でも胎児への影響がいくつも報告されています。
早産率や低出生体重児の出生率などが上昇しています。
ダンナさんには、ベランダや庭で吸っていただきましょう。
◇ ◇ ◇
確かにタバコを吸っていても元気で立派な体重の赤ちゃんを出産する人は沢山います。
しかし、あきらかに悪いということはデータで示されています。
喫煙を続けている妊婦さんから「妊娠中はコーヒーは飲まない方がいいんでしょ?」と聞かれたときは唖然としましたが・・・。
喫煙でストレス解消をしている方もいるかもしれませんが、ストレス解消は別の形でしていただきたいものです。


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