前期破水|1/2

前期破水 1/2

破水とは?

前期破水の前に「破水」のことについて説明します。
胎児は卵膜という袋の中に羊水とともに存在しています。 卵膜が破れて、羊水の流出ととも赤ちゃんが誕生します。 この状態を「破水」といいます。 普通は子宮頚管が全開するころに、自然に破水しますが、これを「適時破水」といいます。

前期破水とは?

羊水が流出する時期が早すぎるといろいろと問題が起こってきます。
分娩が開始する前(陣痛発来前)に破水することを前期破水(premature rupture of the membrane:PROM)といいます。 産婦人科医は「プロム」とよんでます。

プロムの中でも37週未満に破水してしまうものを特にpreterm PROMといいます。 正期産で破水する場合と早産の時期に破水するのでは管理面で違いが出てくるので区別をしています。

前期破水に似てる用語で早期破水というものもあります。 これは陣痛発来後から子宮口全開するまでに破水することです。 前期破水よりも管理が厳重ではないので分けて考えます。

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前期破水の原因は?

卵膜が物理的に破れる状況が原因となります。
膣を介しての感染(上行性感染)、多胎妊娠、羊水過多、外傷、羊水穿刺、性交渉などがあります。 この中でも特に頻度が高く、重要なのが感染によるものです。

感染がなぜ破水の原因となるのでしょうか? 膣内に病原性を持つ細菌などが繁殖すると、膣炎→子宮頚管炎へと炎症が広がってゆきます。 子宮頚管には卵膜が接しており、そこまで炎症が進むと絨毛膜羊膜炎(CAM)と呼ばれる状態となります。 CAMとなると卵膜が弱く脆くなり、子宮収縮を引き起こす物質が放出され結果として卵膜が破れ、「破水」となります。

破水の自覚症状は?

羊水の流出量が多ければ、「じゃばっ」とお湯が漏れる感じがあるのでたいていの方が自覚します。 しかし、羊水の流出量が少なければ、「ちょろちょろ」と尿漏れする程度なので、自覚症状がはっきりしない場合も多いですね。 一般的には破水すると、液体が漏れてくる感じは一度限りではなく複数回感じるようになります。 破水の際の穴が小さかったり、高位破水といって子宮頚管から離れた高い位置で卵膜に穴が開くと、羊水の漏れ方がゆっくり、少量となります。

破水かと思って受診しても、正常範囲内のおりもの、尿漏れ、シャワーやお風呂のお湯などで、破水でないこともあります。 しかし、いったん破水するとその後の管理が重要となるので、液体の流出感があった場合は自己判断せず、かならずかかりつけ医に連絡してください。。





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