分娩第3期

分娩第3期

分娩第3期は胎児娩出から胎盤娩出までを指します。

赤ちゃんが出生すればまずは一安心ですが、分娩の終了は胎盤の娩出をもって終了となります。

胎児娩出の後、しばらくすると後産陣痛という子宮の収縮が再開します。
これは胎盤を押し出すための陣痛で、胎児を押し出すときほど強くはありません。
程なくして自然と胎盤が娩出されます。

分娩第3期は初産・経産婦さんとも、だいたい20〜30分とされますが、多くは10分以内です。

胎児がいなくなった子宮は急速に収縮し、胎盤との付着面に物理的なずれが生じて胎盤が自然と剥がれてきます。 自然と剥がれない状況を癒着胎盤などといい産後大出血の原因となります。

胎盤が出た後は子宮は完全に空っぽになり子宮は収縮して拳くらいの大きさになります。 このとき子宮は硬く収縮してくれるので子宮の内側からの出血が止まっています。
長時間の分娩や逆にあまりにも早すぎる分娩の時は子宮がちゃんと収縮してくれないことも多いです。 そうすると子宮の内側から水道のように大量の出血が生じて母体の生命に重大な影響を与えます。
子宮弛緩出血といい産後出血の最も多い原因です。

産後1時間くらいはまだまだ子宮はゆるみやすいので注意深い観察が必要です。
産後出血はその対応が数分遅れただけでも大量の出血となります(数分間で数リットル)。
産科はbloody businessといわれるゆえんです。





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