妊娠とシートベルト
「妊娠するとシートベルトをしなくてもよい」は間違いです。
現代、車は完全に生活の一部になっていますね。
そんな状況から妊婦さんの外傷の半分以上は交通事故によるものと言われています。
妊婦さんの1〜2%が何らかの交通事故にあうというデータもあります。
程度の差はあれ、日常の診療でも交通事故にあい診察を希望される方へ結構いらっしゃいます。
シートベルト未着用で交通事故にあったときと、着用していて交通事故にあったときとを比較した検討では外傷の程度や早産などの合併症の率に明らかに差が出てきます。
妊婦さんといえどもシートベルトは重要なんですね。
アメリカをはじめとする外国では妊婦さんのシートベルトは当然の義務となっています。
日本では道路交通法で妊婦さんはシートベルト免除可能となっています。
30年くらい前の車のシートベルトは2点式といって腰からしたの部分だけのものでした。
それが妊娠した腹部を圧迫する可能性があるため、妊婦は免除可能と法律ではなっていたようですね。
今では3点式のシートベルトになっていますので法律が時代に合っていないという感じがします。
「妊娠中はシートベルトをしない方がよい」という解釈ではなく、「シートベルとしなくても原点にはなりませんよ。シートベルトしたほうが外傷などのけがは少ないに決まってます。」という意味合いだと思ってシートベルトは着用していただきたいものです。
おなかが大きくなるとシートベルトをするのがつらくなる場合もありますが、シートベルトを途中で固定してきつくならないようなストッパーのような器具もカー用品店などには売ってますので、そういったものを利用するのも一つの方法ですね。
妊娠前は70〜80%の方がシートベルト着用していたにもかかわらず、妊娠すると着用率が半分に下がるというデータがあります。
法律の見直しと正確な知識が必要ですね。
お出かけの際はシートベルトはお忘れなく・・・。


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