円錐切除術|1/3

円錐切除術 1/3

子宮頚部円錐切除術とは

子宮頚部を円錐状に切除して(ソフトクリームのカップのような感じ)診断や治療を行うものです。 コルポスコピーでは子宮頚部からもっとも悪いと思われる病変から生検してきます。 生検の検査で中等度異形成、高度異形成、上皮内癌などが疑われるとき、この手術の適応となります。 この手術は子宮頚部病変の広さや程度を正確に知るという診断的目的と、悪い部分を切除してしまうという治療的目的があります。

円錐切除術による診断が子宮頚部病変の「確定診断」といえます。
子宮頚部の細胞診や組織診はあくまでサンプリングです。 しかし、円錐切除術は発生する部位全体をごっそり切除するために病変の広がり、深さ、周囲との関係などが詳細に診断できます。

円錐切除術を行った後は顕微鏡で丁寧に検査を行いますが、上皮内癌止まりで完全に切除し切れていれば(切除した範囲以外に病変が広がっていなければ)その時点で子宮頚部に対する手術的治療が完了します。 コルポスコピーの観察を十分に行うことができなかったり、細胞診の結果と、組織診の結果が大きくかけ離れているときも診断的な意味合いで円錐切除術を行う場合もあります。

いろいろな円錐切除術

円錐状に切除する方法は沢山あります。
・昔ながらのいわゆるメスを使用する方法(cold knife法)
・電気メスの一種であるLEEP法(Loop electroexcision procedure)
・レーザー法
などがあります。

cold knife法は出血しやすい子宮頚部をさくさく切ってゆくので当然出血は多くなります。 円錐状に切除した部分から出血があるので止血するために特殊な縫合を行います。 そのため、一般的に後者二つの方法よりも手術時が長くなり、術者の熟練も必要です。

それにくらべて後者二つは比較的簡単に、出血も少なく術時間が短縮されます。 専用の装置が必要となりますが、メリットは多く、最近では多くの施設で行われている方法ですね。





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